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犬の留守番は何時間まで?年齢別の目安と準備

仕事や用事で家を空けるとき、「犬を何時間まで留守番させていいんだろう」と気になる方は多いのではないでしょうか。共働きで日中は家に誰もいない、という家庭も少なくありません。

この記事では、犬の留守番は何時間までが目安なのかを、子犬・成犬・シニア犬の年齢別に整理しました。留守番の前に整えたい環境、少しずつ慣らすトレーニングの手順、長時間になるときの対策まで、獣医師監修の情報や動物保護団体の情報をもとにまとめています。

ケンさん
ケンさん

これから共働きになって、平日は8時間くらい家を空けそうです。犬にとって長すぎないか心配で……。

この記事でわかること
  • 子犬・成犬・シニア犬の留守番時間の目安
  • 時間の目安が決まる理由(トイレ・食事・不安)
  • 留守番の前に整えたい環境と準備
  • 留守番に慣らすトレーニングの4ステップ
  • 長時間になるときの対策と預け先
目次

結論:成犬は6〜8時間程度、子犬は2〜3時間程度が目安

結論:成犬は6〜8時間程度を目安に。子犬・シニア犬はもっと短く

健康な成犬であれば、6〜8時間程度の留守番はできると考えられています。子犬は2〜3時間程度、シニア犬は体調に合わせてより短くするのが目安です(出典:カインズ ワンクォール(獣医師監修)・ピースワンコ・ジャパン)。

情報源によっては成犬で8〜10時間とするものもありますが、12時間を超えるような留守番はすすめられていません。時間はあくまで目安で、犬の性格・トイレの習慣・普段の運動量によって変わります。

年齢留守番時間の目安気をつけること
子犬(生後3か月ごろまで)長くても3時間程度食事やトイレの回数が多く、できるだけひとりにしない
子犬(生後3か月ごろ以降)月齢と同じ時間程度(例:生後5か月なら5時間)短い時間から少しずつ慣らす
成犬(1歳ごろ〜)6〜8時間程度留守番の前後に散歩・運動の時間をとる
シニア犬(7歳ごろ〜)健康なら成犬と同程度。体調によっては4〜5時間程度まで体調が変わりやすいため、できるだけ短く

※出典:カインズ ワンクォール(獣医師・茂木千恵氏監修)、ピースワンコ・ジャパンをもとに作成。目安であり、犬の性格・健康状態・住環境によって異なります。

犬の留守番は何時間まで?時間の目安が決まる理由

犬は群れで暮らしてきた動物で、家族と一緒にいることを好みます。ひとりの時間に強い不安を感じる犬もいるため、猫と比べると留守番の時間は短めに考えるのが一般的です。時間の目安が決まる主な理由は、次の3つです。

理由1:トイレを我慢する時間

トイレのしつけができていても、長時間になると我慢しきれなくなったり、我慢が体の負担になったりします。12時間を超えるような留守番がすすめられないのは、トイレを長く我慢させることになるためです(出典:ピースワンコ・ジャパン)。

理由2:食事の回数

子犬は1日の食事回数が多く、成犬と同じ間隔では空腹の時間が長くなります。子犬の留守番が短めなのは、こまめな食事やトイレの世話が必要なためです。

理由3:ひとりでいる不安

急に長い時間ひとりにすると、飼い主と離れることに強い不安を感じる「分離不安」につながることがあります。分離不安になると、吠え続ける、物を壊す、体調を崩すといった様子が見られることがあります(出典:ピースワンコ・ジャパン)。留守番中や帰宅後にこうした様子が続く場合は、動物病院や専門家に相談しましょう。

ハコ
ハコ

時間の長さだけでなく、「留守番に慣れているか」もとても大事なんだ。同じ8時間でも、慣れている犬と初めての犬では負担が違うよ。

年齢別に見る留守番の考え方

子犬:短い時間から少しずつ

生後3か月ごろまでの子犬は、長くても3時間程度にとどめ、できるだけひとりにしないようにします。生後3か月を過ぎたら、月齢と同じくらいの時間(生後5か月なら5時間程度)を目安に、少しずつ留守番の時間をのばしていく考え方があります(出典:カインズ ワンクォール(獣医師監修))。子犬を迎えたばかりの時期は、家族が交代で休みをとる、昼に一度帰宅するなどの工夫も考えましょう。

成犬:運動とトイレの時間を確保する

1歳を過ぎた成犬は、6〜8時間程度の留守番ができると考えられています。ただし、飼育環境や留守番の頻度によっても変わります。出かける前に散歩や遊びの時間をとり、トイレを済ませておくと、留守番中も落ち着いて過ごしやすくなります。

シニア犬:体調に合わせてできるだけ短く

7歳ごろからのシニア犬は、健康であれば成犬と同じくらいの留守番ができる場合もあります。一方で、持病がある、トイレが近くなった、足腰が弱ってきたといった場合は、留守番の時間を短くしましょう。介護が必要な場合は、日中に様子を見てくれる人や預け先を考えます。

ケンさん
ケンさん

平日8時間は、成犬なら目安の範囲なんですね。でも、毎日となると少し心配です。

ハコ
ハコ

毎日の長い留守番になるなら、朝晩の散歩をしっかりとって、ペットカメラで様子を見られるようにしておくと安心だよ。週に何回かはシッターや家族に来てもらう方法もあるね。

留守番の前に整えたい環境と準備

準備することポイント
過ごす場所ケージやサークルで、安全に過ごせる範囲を決める
水ひっくり返しにくい器や給水ボトルで、十分な量を用意する
トイレケージやサークルの中、またはすぐ行ける場所に置く
室温エアコンで調整する。夏は熱中症に特に注意
危険なもの薬・洗剤・電気コードなどを片付ける
退屈しのぎ安全なおもちゃや、かじっても壊れにくい知育トイを用意する

※カインズ ワンクォール(獣医師監修)・ピースワンコ・ジャパンの情報をもとに作成。

ケージやサークルで「安心できる場所」をつくる

家じゅうを自由に動ける状態だと、誤飲やいたずらのリスクが高くなります。ケージやサークルの中に、寝床・水・トイレをまとめて置くと、安全に過ごしやすくなります。ケージは閉じ込める場所ではなく、落ち着いて休める場所として普段から慣らしておくことが大切です。

室温は「逃げ場」も考えて調整する

夏の留守番では熱中症に注意が必要です。エアコンで室温を調整したうえで、ケージをエアコンの風が直接当たる場所や、暖房器具のすぐそばに置かないようにします。暑さ・寒さを感じたときに犬が自分で移動できる余地を残しておくことも大切です(出典:カインズ ワンクォール(獣医師監修))。エアコンの使いすぎによる乾燥にも気をつけましょう。

危険なものを片付ける

薬や洗剤などの化学製品、電気コード、小さな部品やビニール類など、かじったり飲み込んだりすると危険なものは、犬が届かない場所にしまいます。

留守番に慣らすトレーニングの4ステップ

いきなり長い時間の留守番をさせるのではなく、短い時間から少しずつ慣らしていくのが基本です。動物保護団体のピースワンコ・ジャパンでは、次のような手順が紹介されています(出典:ピースワンコ・ジャパン)。

  1. ケージやハウスに慣らすケージを「安心できる場所」と感じられるように、おやつやお気に入りの毛布を使って、自分から入れるようにします。
  2. 飼い主が見えない状態に慣らす同じ家の中で、別の部屋に移動するなど、飼い主の姿が見えない時間を少しずつつくります。
  3. 短い外出から始める最初は1〜2分程度の外出から始め、落ち着いて待てるか様子を見ます。
  4. 少しずつ時間をのばす5分、10分、30分と、犬の様子を見ながら外出の時間を少しずつのばしていきます。
POINT

出かける前と帰宅した直後に、大げさに声をかけたり構いすぎたりしないことも大切です(出典:カインズ ワンクォール)。「外出」と「帰宅」を特別なことにしないことで、犬が留守番を自然に受け入れやすくなります。

長時間の留守番になるときの対策

仕事や用事で、目安より長い留守番になることもあります。その場合は、次のような方法で犬の負担を減らせます。

  • 出かける前に運動させる:散歩や遊びで体を動かしておくと、留守番中は休んで過ごしやすくなる
  • ペットカメラで様子を見る:留守番中の様子や室温を外出先から確認できる
  • 途中で誰かに来てもらう:家族・知人・ペットシッターに、散歩やトイレの世話をお願いする
  • 犬の幼稚園・デイケアを使う:日中だけ預かってもらえるサービスもある
  • 泊まりの外出は預ける:外泊が必要なときは、ペットホテルや動物病院、シッターを検討する

犬の留守番は、時間の長さだけでなく「頻度」も大切です。毎日長時間の留守番が続く場合は、休日にしっかり一緒に過ごす時間をつくるなど、生活全体で考えましょう。

よくある質問

犬は12時間の留守番ができますか?

12時間を超えるような留守番は、トイレを長く我慢させることになり、分離不安の心配もあるため、すすめられていません。どうしても長くなる日は、途中で家族やペットシッターに来てもらう、デイケアに預けるなどの方法を考えましょう。

子犬は何時間くらい留守番できますか?

生後3か月ごろまでは長くても3時間程度が目安です。生後3か月を過ぎたら、月齢と同じくらいの時間を目安に、短い時間から少しずつ慣らしていく考え方があります。

小型犬と大型犬で留守番できる時間は違いますか?

体の大きさよりも、年齢・健康状態・留守番への慣れのほうが大きく関係します。小型犬は体温の変化を受けやすいとされるため、室温の管理には特に気をつけましょう。

留守番中はケージに入れたほうがいいですか?

誤飲やいたずらを防ぐため、ケージやサークルで過ごす範囲を決める方法が一般的です。ただし、ケージに慣れていない犬を急に閉じ込めると不安が強くなることがあるため、普段から安心できる場所として慣らしておきましょう。

留守番中に吠え続けているようです。どうすればいいですか?

飼い主と離れることへの不安が強い可能性があります。短い時間の留守番から練習し直す、外出前後に構いすぎないなどの工夫を試し、改善しない場合は動物病院や行動の専門家に相談しましょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • 健康な成犬の留守番は6〜8時間程度が目安。12時間を超える留守番はすすめられない
  • 子犬は2〜3時間程度から。生後3か月以降は月齢と同じ時間程度を目安に少しずつ慣らす
  • シニア犬は体調に合わせて、できるだけ短くする
  • 留守番の前に、ケージ・水・トイレ・室温・危険物の片付けを確認する
  • 長くなる日は、運動・ペットカメラ・シッターやデイケアで負担を減らす

時間の目安を知り、少しずつ留守番に慣らしていけば、犬も落ち着いて飼い主さんの帰りを待てるようになります。

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