猫を迎えたら置いてあげたいアイテムの一つがキャットタワーです。ただ、天井まで届く突っ張りタイプから床に置く低いタイプまで種類が多く、「どのくらいの高さがいいの?」「部屋に置けるかな?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャットタワーの選び方を、高さ・設置方法・安定性・ステップの間隔・置き場所の5つのポイントで整理しました。子猫・シニア猫・活発な猫など、猫のタイプに合った選び方や、安全に使うための注意点も、環境省のガイドブックや獣医師監修の情報をもとにまとめています。

せっかくなら天井まで届く大きいキャットタワーがいいかなと思っています。子猫でも大丈夫でしょうか?
- 猫にキャットタワーがあるとよい理由
- キャットタワーを選ぶ5つのポイント
- 突っ張りタイプと据え置きタイプの違い
- 子猫・シニア猫・活発な猫に合った選び方
- 置き場所と安全に使うための注意点
結論:高さは猫の年齢と体力で、設置方法は部屋の条件で選ぶ
結論:子猫・シニア猫は1〜1.5m程度の低めのもの、若く活発な猫は高めのものを選ぶ
キャットタワーは、猫の年齢や体力に合った高さを選ぶのが基本です。子猫はジャンプ力が発達途中で、高齢の猫は足腰が弱っている可能性があるため、1〜1.5m程度のミニタワーがすすめられています。若く元気な猫や体重が気になる猫には、上下運動をうながせる高めのタワーが向いています(出典:ねこのきもち(獣医師監修))。
設置方法は、天井の高さや床の状態、賃貸かどうかなど部屋の条件で選びましょう。
| 猫のタイプ | 向いている高さ | ポイント |
|---|---|---|
| 子猫 | 低め(1〜1.5m程度) | ジャンプ力が発達途中。ステップの間隔が狭いもの |
| 若く活発な猫・体重が気になる猫 | 高め(天井近くまで) | 上下運動で運動不足を解消しやすい |
| シニア猫 | 低め(1〜1.5m程度) | 足腰の負担が少なく、上り下りしやすいもの |
※出典:ねこのきもちWEB MAGAZINE(獣医師監修)をもとに作成。
猫にキャットタワーがあるとよい理由
猫は、立体的な空間の移動や、複雑に入り組んだ場所を好む動物です。環境省の「猫の適正譲渡ガイドブック」では、部屋の家具の配置を工夫して猫が上下運動できるようにすること、背の高い家具があまりない家ではキャットタワーを置くことがすすめられています(出典:環境省「猫の適正譲渡ガイドブック」)。
上下運動ができると、猫は自分でエネルギーを発散できます。若い猫は夜中に部屋の中で走り回ったり、飼い主にしつこくじゃれついたりすることがありますが、上下運動ができる環境を整えることは、こうした困った行動の予防にもつながるとされています(出典:同ガイドブック)。

猫は高いところから部屋を見渡すと安心できるんだ。キャットタワーは運動の場所でもあり、落ち着ける居場所にもなるんだよ。

キャットタワーの選び方|5つのポイント
1. 高さ:年齢と体力に合わせる
高さは1〜1.5m程度のミニタイプから、天井まで届くタイプまでさまざまです(出典:ねこのきもち(獣医師監修))。高いタワーは運動量を増やせる一方で、子猫やシニア猫には落下の心配があります。「登れるか」だけでなく「安全に下りられるか」も考えて選びましょう。
2. 設置方法:突っ張りか据え置きか
天井と床で固定する「突っ張りタイプ」と、床に置くだけの「据え置きタイプ」があります。違いは次の章の表で紹介します。
3. 安定性:ぐらつかないか
猫が勢いよく飛び乗ったり飛び降りたりしても、ぐらつかないことが大切です。据え置きタイプは土台が広く重いもの、突っ張りタイプは天井と床をしっかり押さえられるものを選びましょう。使い始めてからも、ねじのゆるみや突っ張りの弱まりがないか、定期的に確認します。
4. ステップの間隔と広さ
ステップ(足場)の間隔が広すぎると、子猫やシニア猫は上り下りが大変になります。体の大きな猫には、体がしっかり乗る広さのステップが必要です。滑りにくい素材で覆われているかも確認しましょう。
5. 付いている機能
爪とぎ用の柱、ハウス(隠れられる箱)、ハンモック、おもちゃなど、付いている機能は製品によって違います。猫の好みが分からないうちは、爪とぎと、くつろげる台があるシンプルなものから始めると失敗しにくくなります。
突っ張りタイプと据え置きタイプの違い
| 突っ張りタイプ | 据え置きタイプ | |
|---|---|---|
| 設置方法 | 天井と床で突っ張って固定する | 床に置くだけ |
| 高さ | 天井近くまで高くできる | 低めから高めまで選べる |
| 設置スペース | 細長く、省スペースのものが多い | 土台が広く、場所をとるものが多い |
| 向いている部屋 | 天井が平らでしっかりしている部屋 | 天井の形を問わない。模様替えしやすい |
| 注意点 | 天井の高さや強度に対応しているか確認する。突っ張りのゆるみを定期的に確認 | 高いものは揺れやすい。壁や家具の近くに置くと安定しやすい |
賃貸住宅で突っ張りタイプを使う場合は、天井や床に跡が残らないよう、保護用のパッドがあるかも確認しておきましょう。

子猫のうちは低めの据え置きタイプにして、大きくなったら高いものを考えようと思います。

それがいいと思う。子猫は成長も早いから、段差の低いものから始めて、様子を見て足していくと安心だよ。
置き場所と安全に使うための注意点
獣医師監修の情報では、キャットタワーの置き場所について次のように紹介されています(出典:ねこのきもち(獣医師監修))。
- 窓際:外を眺めたり日向ぼっこをしたりできるため、お気に入りの場所になりやすい
- リビングの壁際や家具の横:家族の近くで過ごせて、安定もしやすい
- 平らで安定した場所:平らでない場所や安定感のない場所への設置は避ける
窓際に置く場合は、網戸にしたときに猫が脱走できないよう対策しましょう(出典:ねこのきもち)。夏は窓際が高温になりやすいため、日差しが強い時間帯の暑さにも気をつけてください。
よくある質問
キャットタワーは必ず必要ですか?
必須ではありませんが、背の高い家具が少ない家では、上下運動ができる場所としてキャットタワーを置くことが環境省のガイドブックでもすすめられています。家具の配置を工夫して、猫が上り下りできる場所をつくる方法もあります。
猫がキャットタワーを使ってくれません。
置き場所が落ち着かない、高さや足場が合っていないなどの理由が考えられます。窓際や家族がいる部屋に移す、お気に入りの毛布を置く、おもちゃで誘うなどを試してみましょう。
多頭飼いの場合はどう選べばいいですか?
一番上の場所の取り合いになることがあるため、くつろげる台が複数あるものや、2台を離して置く方法があります。猫の数と体の大きさに合った広さのものを選びましょう。
突っ張りタイプは地震で倒れませんか?
天井と床で固定するため安定しやすいタイプですが、突っ張りがゆるんでいると倒れる危険があります。取扱説明書に従って設置し、定期的にゆるみがないか確認しましょう。
シニア猫になったら買い替えたほうがいいですか?
高い場所に登らなくなったり、下りるときに不安そうにしていたりする場合は、低めのタワーに替えるか、ステップの間に足場を足すなどの工夫を考えましょう。
参考・出典
- 環境省「猫の適正譲渡ガイドブック」(猫に快適な室内環境を用意しよう)(確認日:2026年10月2日)
- ねこのきもちWEB MAGAZINE「キャットタワー 猫のタイプ別の選び方 ポイントは『高さ』だった」(獣医師監修)(確認日:2026年10月2日)
- ねこのきもちWEB MAGAZINE「キャットタワーを置くのに好ましい場所・不適切な場所の特徴」(獣医師監修)(確認日:2026年10月2日)
まとめ
- キャットタワーは猫の上下運動の場所。背の高い家具が少ない家で特に役立つ
- 子猫・シニア猫は1〜1.5m程度の低め、若く活発な猫は高めを選ぶ
- 突っ張りは省スペースで高くできる、据え置きは置くだけで模様替えしやすい
- ぐらつかない安定性と、上り下りしやすいステップの間隔を確認する
- 置き場所は窓際やリビングの壁際。平らで安定した場所に置き、脱走対策もする
猫の年齢と部屋の条件に合わせて選べば、毎日楽しく安全に使えるキャットタワーが見つかります。

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