犬は1日の多くの時間を寝て過ごします。だからこそ、毎日使うベッドは犬の体と寝方に合ったものを選んであげたいですよね。ところが、四角いマット型、ふちのあるカドラー型、もぐれるドーム型など形がいろいろあり、どれがよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬用ベッドの選び方を、形・大きさ・素材・お手入れ・季節の5つのポイントで整理しました。寝方別に合う形、子犬・シニア犬の選び方、置き場所の注意点も、動物病院のコラムやペット用品店の情報をもとにまとめています。

うちの犬、ベッドを用意しても床で寝ていることが多いんです。ベッドが合っていないんでしょうか?
- 犬用ベッドを選ぶ5つのポイント
- マット・カドラー・ソファ・ドーム型の違い
- 寝方から合う形を見つける方法
- 子犬・シニア犬・暑がり・寒がりの選び方
- ベッドの置き場所と長く使うコツ
結論:寝方に合った「形」と、体が伸ばせる「大きさ」を最優先に
結論:普段の寝方を観察して形を決め、少し余裕のある大きさの洗えるベッドを選ぶ
犬用ベッドは、犬の普段の寝方に合った形を選ぶことが大切です。体を伸ばして寝る犬にはフラットなマット型、丸くなって寝る犬にはふちのあるカドラー型が合いやすいです。
大きさは、寝返りが打てるくらいの余裕があるものを選びましょう。毎日使うものなので、カバーや本体を丸洗いできるかも重要なポイントです(出典:イオンペット・兵庫みなと動物病院)。
犬用ベッドの種類と寝方別の選び方
犬用ベッドには、主に次の4つの形があります(出典:イオンペット・兵庫みなと動物病院)。
| 形 | 特徴 | 合いやすい寝方・犬 |
|---|---|---|
| マット(フラット)型 | 長方形で平ら。開放感がある | 体を伸ばして寝る犬、暑がりの犬、シニア犬 |
| カドラー型 | 外側にふちがあり、包まれる形 | 丸くなって寝る犬、ふちにあごを乗せて寝る犬 |
| ソファ型 | ふちの一部が低く、出入りしやすい | ふちが好きだが、出入りしやすさも大事な犬 |
| ドーム型 | 屋根があり、隠れ家のような形 | もぐって寝るのが好きな犬、寒がりの犬 |
どの形が合うか分からないときは、犬がどんな姿勢で寝ていることが多いかを数日観察してみましょう。体を伸ばしているか、丸くなっているか、クッションや毛布にもぐっているか、壁や家具に体を寄せているかを見ると、合う形が見えてきます。

ベッドを使わないのは、形が寝方と合っていないのかもしれないね。暑くて床のひんやりした場所を選んでいることもあるよ。

犬用ベッドの選び方|5つのポイント
1. 形:寝方に合わせる
前の章の表を参考に、普段の寝方に合った形を選びます。迷ったら、ふちが低くて出入りしやすいソファ型や、どんな寝方にも合わせやすいマット型から試すとよいでしょう。
2. 大きさ:少し余裕を持たせる
寝返りが打てる余裕があると、ゆったり休めます。体を伸ばして寝る犬は、伸びた姿勢の長さを測ってから選ぶと失敗しにくくなります。子犬は成長すると体が大きくなるため、今の体にぴったりの大きさだと、すぐに窮屈になることがあります(出典:イオンペット)。
3. 素材:丈夫さと体への負担
ベッドを掘ったりかじったりする犬もいるため、オックスフォード生地やスエード、厚手の綿など、摩擦に強い素材を選ぶと長持ちしやすくなります(出典:兵庫みなと動物病院)。かじる癖がある場合は、かじりにくい素材のものを選び、中の綿などを飲み込まないよう注意しましょう。
4. お手入れ:丸洗いできるか
ベッドには抜け毛や皮脂、よだれなどの汚れがたまります。洗える素材なら、汚れが気になったときに手軽に洗えます(出典:兵庫みなと動物病院)。カバーが外せるもの、洗濯機で洗えるものを選ぶと、清潔に保つ手間がぐっと減ります。
5. 季節:暑がり・寒がりに合わせる
暑い時期には通気性のよいメッシュ素材、寒い時期には暖かいボア素材など、季節に合わせて選ぶと快適に過ごせます(出典:兵庫みなと動物病院・イオンペット)。季節ごとにベッドやカバーを替える方法もあります。

ベッドが2つあると、1つを洗っている間も困らないよ。季節で使い分けるのもおすすめだね。
年齢・体質別の選び方
子犬
選びたいもの
- 成長後の大きさを考えた、少し大きめのサイズ
- 丸洗いできるもの(トイレの失敗に備える)
- かじりにくい素材
避けたいもの
- 中の綿やパーツを飲み込めるもの
- 高さのあるベッド(落ちるとけがのおそれ)
シニア犬
シニア犬には、起き上がりやすいよう段差が少ないフラットな座面のベッドがすすめられています(出典:イオンペット)。体圧が分散されやすいものを選ぶと、体への負担を減らしやすくなります(出典:兵庫みなと動物病院)。やわらかすぎると立ち上がりにくくなることもあるため、愛犬が起き上がる様子を見ながら選びましょう。床ずれや関節のことが気になる場合は、動物病院に相談してください。
暑がり・寒がりの犬
暑がりの犬はメッシュ素材のフラットなマット、寒がりの犬はボア素材やドーム型が合いやすいです。ただし夏の留守番では、ベッドだけでなくエアコンでの室温管理が欠かせません。

うちの犬は暑がりなので、夏はメッシュのマットに替えてみます。
ベッドの置き場所と長く使うコツ
- 直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に置く(出典:リッチェル)
- 家族の気配を感じられる場所に置くと、落ち着いて休みやすい
- 暑さ・寒さから移動できる余地を残す。ケージの中に置く場合も、逃げ場がない置き方は避ける(出典:カインズ ワンクォール(獣医師監修))
- トイレから離して置く。寝床とトイレは一定の距離で分ける(出典:リッチェル)
- 洗い替えを用意する。カバーを2枚持っておくと、洗っている間も困らない
お手入れの手順
- 毛やゴミを取る洗う前に、粘着ローラーやブラシで抜け毛をできるだけ取りのぞきます。
- 表示を確認して洗う洗濯表示や取扱説明書を確認し、洗濯機で洗えるか、手洗いが必要かを確かめます。
- よくすすいで乾かす洗剤が残らないようによくすすぎ、中までしっかり乾かしてから戻します。
よくある質問
犬がベッドを使ってくれません。
形が寝方に合っていない、置き場所が落ち着かない、暑いなどの理由が考えられます。普段の寝方を観察して形を見直す、家族の近くに置く、使い慣れた毛布を入れるなどを試してみましょう。
ベッドはどのくらいで買い替えるものですか?
中のクッションがへたって薄くなった、においが取れなくなった、破れて中身が出てきたなどが買い替えの目安です。中身を飲み込むおそれがあるため、破れたベッドは早めに交換しましょう。
ケージの中にもベッドを入れたほうがいいですか?
ケージの中でくつろげるよう、寝床を入れるのが一般的です。トイレを中に置く場合は、寝床と離して置ける大きさのケージを選びましょう。
人用のクッションや座布団で代用できますか?
代用もできますが、犬がかじったり掘ったりすると中身が出てくることがあります。丈夫さや洗いやすさを考えると、犬用のベッドのほうが扱いやすい場合が多いです。
多頭飼いの場合、ベッドは頭数分必要ですか?
一緒に寝るのが好きな犬もいますが、それぞれが落ち着ける場所として、頭数分用意しておくと安心です。
参考・出典
- イオンペット「愛犬用ベッドの選び方」(確認日:2026年10月2日)
- 兵庫みなと動物病院「洗える犬用ベッドの選び方」(確認日:2026年10月2日)
- リッチェル「ケージとサークルの違いとは?」(確認日:2026年10月2日)
- カインズ ワンクォール「犬の留守番は何時間が限界?」(獣医師監修)(確認日:2026年10月2日)
まとめ
- 普段の寝方を観察して、マット・カドラー・ソファ・ドーム型から選ぶ
- 大きさは寝返りが打てる余裕を。子犬は成長後の大きさも考える
- 摩擦に強い素材と、丸洗いできるつくりを選ぶと長く清潔に使える
- シニア犬は段差が少なく、起き上がりやすいフラットな座面のものを
- 直射日光やエアコンの風が当たらず、トイレから離れた場所に置く
寝方と体に合ったベッドを選べば、毎日の睡眠がもっと快適になります。

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