動物病院への通院、ドッグランへのお出かけ、帰省や旅行。犬や猫を車に乗せる機会は意外と多いものです。でも、「どこに乗せればいい?」「何を用意しておけば安心?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ペットと車で出かけるときに必要なものを、安全のための必須アイテムと、快適に過ごすための便利なカー用品に分けてまとめました。正しい乗せ方と道路交通法のルール、暑さ対策や休憩のとり方も、JAFやメーカー、環境省の情報をもとに紹介します。

猫を動物病院に連れて行くとき、キャリーを助手席に置いていました。それで大丈夫でしょうか?
- ペットを車に乗せるときの正しい乗せ方
- 安全のための必須アイテム
- 快適に過ごすための便利なカー用品
- 暑さ対策と休憩のとり方
- 車でのお出かけでやってはいけないこと
結論:クレートやキャリーに入れて、後部座席に固定するのが基本

ペットと車で出かけるときに必要なものチェックリスト
必須:安全のために用意するもの
- クレート・キャリー:自立するハードタイプがおすすめ。布製は倒れて体を痛めるおそれがある(出典:ペットファミリー損保(獣医師監修))
- 固定するためのもの:シートベルト、ずれ防止のバンドや固定用の金具
- リード・ハーネス:休憩で外に出るときに。乗り降りのときの飛び出しを防ぐ
- 水と携帯用の水入れ:休憩のたびに飲ませる
- ペットシーツ・うんち袋・タオル:車内での粗相や、休憩中のトイレに
- 首輪と迷子札:休憩中に逃げてしまったときに備える
あると便利なカー用品
| カー用品 | 役立つ場面 |
|---|---|
| ドライブシート・シートカバー | 抜け毛や汚れ、爪による傷からシートを守る |
| サンシェード | 直射日光をさえぎり、車内の温度上昇をゆるやかにする |
| クレートの中に敷くマット・タオル | すべり止めになり、快適に過ごせる |
| ウィンドウロック・チャイルドロック | ペットが窓や扉のスイッチに触れてしまうのを防ぐ |
| 無香料の消臭用品 | 車内のニオイ対策。香りの強いものはペットの負担になることがある |
※リッチェル「犬の車の乗せ方」・JAF Mateの情報をもとに作成。

クレートの中にタオルやマットを敷いておくと、すべりにくくなって落ち着きやすいよ。においのついた毛布だと、もっと安心できるんだ。
暑さ対策と休憩のとり方
車内の温度に注意する
車の中は、短い時間でも高温になります。JAF Mateでは、秋でも車内の温度が50℃を超えることがあると紹介されています(出典:JAF Mate)。環境省も、冷房の効いていない車内はわずかな時間でも非常に高温になるとして、短時間でも車から離れるときはペットと一緒に行動するよう呼びかけています(出典:環境省)。
- 走行中はエアコンで温度を一定に保つ
- サンシェードで直射日光をさえぎる
- クレートの位置にエアコンの風が届いているか確認する
- 駐停車中は日陰を選ぶ(それでも車内には残さない)
1〜2時間おきに休憩する
長い時間の移動では、1〜2時間おきにサービスエリアなどで休憩をとりましょう(出典:JAF Mate)。水を飲ませ、トイレを済ませ、少し体を動かすと気分転換になります。外に出すときは、必ずリードを付けてから扉を開けます。
出発前のチェック
- クレートはシートベルトなどでしっかり固定できているか
- 水・携帯用の水入れ・ペットシーツ・うんち袋を積んだか
- 首輪や迷子札を付けているか。休憩用のリードはすぐ取り出せるか
- エアコンの風がクレートの位置まで届いているか
- 休憩する場所(サービスエリアなど)を決めてあるか
猫を乗せる場合は、休憩中にキャリーの扉を開けないことも大切です。車の扉が開いたすきに飛び出すと、知らない場所で迷子になってしまいます。キャリーの扉は、目的地の室内に着いてから開けるようにしましょう。
車でのお出かけでやってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| ひざの上に乗せて運転する | 運転の妨げになり、道路交通法違反とされる |
| 車内で自由に動き回らせる | 運転の妨げになり、急ブレーキでけがをするおそれがある |
| 窓から顔を出させる | 道路交通法違反とされ、飛び出しやけがの危険もある |
| 助手席にクレートを置く | エアバッグが開いたときに強い衝撃を受けるおそれがある |
| 車内にペットを残して離れる | 短い時間でも車内が高温になり危険 |

助手席はエアバッグの心配があるんですね。次からは後ろの席に置いて、シートベルトで固定します。

休憩のときは、扉を開ける前にリードを付けるのを忘れないでね。知らない場所で驚いて走り出すこともあるからね。
車に慣らす方法
- クレートに慣らす家の中で、クレートを「よいことがある場所」として慣らします。動物病院に行くときだけ使うのは避けましょう(出典:ペットファミリー損保)。
- エンジンをかけない車に乗せるクレートごと車に乗せ、エンジンをかけずに少し過ごします。
- 短い距離を走る家の周りを数分だけ走り、様子を見ます。
- 少しずつ距離をのばす慣れてきたら、公園など楽しい場所へのドライブで、車に乗ることを楽しい経験にします。
車に乗ると吐いてしまう、よだれが多いなどの様子がある場合は、車酔いの可能性もあります。長い移動の前に、動物病院に相談しておきましょう。クレートに慣れておくことは、災害時の避難にも役立ちます(出典:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」)。
よくある質問
猫も犬と同じように乗せればいいですか?
猫もキャリーに入れ、後部座席に固定するのが基本です。猫は環境の変化に敏感なため、キャリーをタオルで覆うと落ち着きやすくなることがあります。
大型犬でクレートに入らない場合はどうすればいいですか?
大型犬用のクレートを荷室に固定する方法や、犬用のシートベルト(ハーネスにつなぐタイプ)を使う方法があります。車内で自由に動き回らないようにしましょう。
出発前にごはんをあげてもいいですか?
車酔いしやすい場合は、出発の直前の食事は控えたほうがよいとされることがあります。心配な場合は、動物病院に相談しましょう。
冬なら車内に残しても大丈夫ですか?
冬でも日差しが強い日は車内の温度が上がることがあり、逆に寒さが厳しい日は冷えすぎることもあります。季節を問わず、車内にペットを残さないようにしましょう。
ドライブシートは必要ですか?
必須ではありませんが、抜け毛や汚れ、爪による傷からシートを守れます。クレートを固定したうえで、汚れ防止として使いましょう。
参考・出典
- JAF Mate「愛犬と快適ドライブのために注意したいこと」(確認日:2026年10月2日)
- リッチェル「犬の車の乗せ方」(確認日:2026年10月2日)
- ペットファミリー損保「どんなクレートがおすすめ?」(獣医師監修)(確認日:2026年10月2日)
- 環境省「防ごう!ペットの熱中症」(確認日:2026年10月2日)
- 環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」(確認日:2026年10月2日)
まとめ
- ペットはクレートに入れて後部座席に固定。助手席は避ける
- ひざの上・車内で自由にさせる・窓から顔を出させるのは道路交通法違反とされる
- 必須はクレート・固定具・リード・水・トイレ用品・迷子札
- サンシェードとエアコンで暑さ対策。車内には短時間でも残さない
- 1〜2時間おきに休憩し、普段から車とクレートに慣らしておく
正しい乗せ方と必要なものを押さえておけば、ペットとのドライブを安全に楽しめます。

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