ペットカメラ、自動給餌器、自動猫トイレ、空気清浄機。ペットとの暮らしを助けてくれる家電は年々増えていますが、「どれから買えばいいの?」「本当に必要なのはどれ?」と迷ってしまいますよね。
この記事では、ペット家電を「留守番・見守り」「食事と水」「トイレ・ニオイ・抜け毛」「室温」の悩み別に整理し、それぞれの選び方のポイントをまとめました。どの家電にも共通する確認ポイントや、犬・猫・住まい別の優先順位、家電に任せすぎないための注意点も紹介します。気になる家電は、詳しい選び方の記事もあわせてご覧ください。

ペット用の家電がたくさんあって、何から買えばいいのかわかりません……。
- 悩み別に役立つ家電の種類
- どの家電にも共通する4つの確認ポイント
- 留守番・見守り、トイレ・ニオイ・抜け毛の家電の選び方
- 犬・猫・住まい別の優先順位
- 家電に任せすぎないための注意点
結論:まず「いちばん困っていること」に合う家電から選ぶ
結論:全部そろえる必要はない。悩みに合う1台から始めて、停電・お手入れ・安全を確認する
ペット向けの家電は、すべてそろえる必要はありません。「留守番が心配」「ニオイが気になる」「抜け毛の掃除が大変」など、いちばん困っていることに合う家電から選ぶと、むだな買い物を防げます。
どの家電を選ぶ場合も、停電したときの動き、お手入れのしやすさ、ペットへの安全の3つは必ず確認しましょう。
| いちばんの悩み | 役立つ家電 | 詳しい選び方 |
|---|---|---|
| 留守番中の様子がわからない | ペットカメラ | ペットカメラの選び方 |
| 留守番中のごはんが心配 | 自動給餌器 | 猫用自動給餌器の選び方 |
| いつも新しい水を飲ませたい | 自動給水器 | 自動給水器の選び方 |
| 猫トイレの掃除が追いつかない | 自動猫トイレ | 自動猫トイレの選び方 |
| 部屋のニオイ・ホコリが気になる | 空気清浄機 | ペット用空気清浄機の選び方 |
| 抜け毛の掃除が大変 | 掃除機(ロボット掃除機を含む) | ペットのいる家の掃除機の選び方 |
| 夏・冬の留守番の室温が心配 | エアコン(+温湿度を確認できる機器) | 夏の留守番・冬の留守番 |
※当サイトの各記事の内容をもとに整理しています。
ペット家電の選び方|どの家電にも共通する4つのポイント
家電の種類が違っても、ペットのいる家で確認したいポイントは共通しています。個別の機能を比べる前に、次の4つを確認しましょう。
1. 電源と停電したときの動き
留守番中に使う家電は、停電で止まったときにどうなるかが大切です。たとえば自動給餌器には、電源アダプターと乾電池の両方で動く「2WAY給電」の製品があり、停電中も乾電池で動き続けられます。一方、循環式の給水器やエアコンは、停電すると止まってしまいます。電気が止まっても困らないよう、水の器を別に置く、駆けつけてくれる人を決めておくなどの備えも一緒に考えましょう。
2. お手入れのしやすさと消耗品の費用
ペット家電は、毛やフード、水アカで汚れやすい家電です。工具なしで分解して洗えるか、フィルターなどの消耗品がいくらかかるかを確認しましょう。本体の価格だけでなく、1年間にかかる消耗品の費用まで含めて比べると、買ったあとの後悔を防げます。
3. ペットへの安全
電源コードをかじる、ボタンを踏んで設定が変わる、動く部分に体を挟むといった事故を防ぐ工夫があるかを確認します。コードカバーや操作ロック、ペットを検知して止まるセンサーなどがあると安心です。自動猫トイレのように、対象となる体重や月齢が決められている家電もあります。
4. スマホ連携とセキュリティ
外出先から様子を見たり操作したりできるスマホ連携は、留守番の心強い味方です。ただし、インターネットにつながる機器は、初期設定のパスワードを変える、ソフトウェアを最新にするなどの対策が欠かせません(出典:総務省)。カメラは室内を映す機器なので、特に注意しましょう。

機能の多さより、「停電」「お手入れ」「安全」の3つを先に見てね。ここで合わない家電は、どんなに便利でも長く使いにくいんだ。

留守番・見守りに役立つ家電
ペットカメラ
留守番中の様子を、外出先からスマホで確認できる家電です。選ぶときは、まず部屋のどこまで見たいか(首振りが必要か)と、録画や通知のために月額費用を払うかの2つを決めると、候補を絞りやすくなります。ケージで過ごす犬なら固定型、高い場所に移動する猫なら首振り型が合うことが多いです。夏や冬は、温度・湿度センサー付きの製品や、映る位置に置いた温湿度計で室温も確認できます。
詳しくは「ペットカメラの選び方|画質・首振り・音声で比較」で解説しています。
自動給餌器
決めた時間に決めた量のフードを出してくれる家電です。留守番で使うなら、停電でも動く2WAY給電の製品を選び、乾電池を入れておきましょう。ウェットフードは品質が変わりやすいため、長時間の留守番ではドライフードが基本です。多頭飼いでは、1匹に1台用意するか、マイクロチップで猫を見分ける給餌器で「横取り」を防ぎます。
詳しくは「猫用自動給餌器の選び方|多頭飼い・停電時の動作」で解説しています。
自動給水器
水を循環させてろ過し、新鮮な状態を保ちやすくする家電です。ただし、自動給水器でも水の交換とお手入れは必要です。たとえばGEXのフィルター式給水器では、水の交換は夏は毎日・それ以外は1〜2日、ポンプなどのお手入れは1週間に1回程度(夏は2〜3日に1回)が目安とされています(出典:GEX ピュアクリスタル お手入れ方法)。分解して洗いやすいかと、フィルターの費用で選びましょう。
詳しくは「ペット用自動給水器の選び方|フィルター・音・お手入れ」で解説しています。
エアコン(夏・冬の室温管理)
留守番中の室温を保つうえで、いちばん頼りになるのがエアコンです。夏はタイマーで切らずに連続運転にするのが基本です(出典:日本動物愛護協会)。室温の目安は、犬で26℃程度・湿度50%程度(出典:いぬのきもち(獣医師監修))、猫で26〜28℃程度とされています(出典:ねこのきもち(獣医師監修))。環境省も、室内での適切な温度・湿度の管理を呼びかけています(出典:環境省)。冬は、猫が快適に過ごせる室温は20〜25℃・湿度40〜60%が目安とされています(出典:獣医師執筆の記事)。ストーブなど火を使う暖房は、留守番中は使わないようにしましょう(出典:日本ペットフード)。
詳しくは「夏のペットの留守番|エアコンの温度と停電対策」「冬のペットの留守番|暖房の使い方と寒さ対策」で解説しています。

犬の留守番だと、どれを優先すればいいですか?

犬はケージやサークルで留守番することが多いから、まずは室温を保つエアコンと、様子を確認できるペットカメラから考えるといいよ。留守番の時間の目安も一緒に確認してね。
トイレ・ニオイ・抜け毛に役立つ家電
自動猫トイレ
猫が用を足したあと、自動で猫砂をふるい分けて排泄物を集めてくれる家電です。多くの製品で対象の体重や月齢が決められており、たとえばGEXの「PURE CAT AUTO TOILET」は、生後6か月以上・体重1.5〜9.0kgの猫が対象です(出典:GEX 公式)。まず愛猫が条件に合うかを確認し、次に本体が置き場所に収まるかを測りましょう。導入するときは元のトイレも残し、少しずつ慣らします。
詳しくは「自動猫トイレの選び方|安全性・サイズ・費用で比較」で解説しています。手動の猫トイレと比べたい場合は「猫トイレの選び方」もご覧ください。
空気清浄機
空気中に広がったニオイやホコリ、細かい毛を減らす家電です。部屋の広さより適用床面積が広めの製品を選ぶと、短い時間で空気をきれいにしやすくなります。抜け毛は本体の入り口の「プレフィルター」にたまるため、取り外して掃除しやすいかも大切です。トイレや床にしみついたニオイの元は、空気清浄機では取りのぞけないため、掃除と組み合わせましょう。
詳しくは「ペット用空気清浄機の選び方|脱臭性能・サイズ」で解説しています。家電以外の対策は「ペットのニオイ対策グッズの選び方」にまとめています。
掃除機・ロボット掃除機
カタログの「吸込仕事率」は、ブラシを付けずに測った数字です。実際の取れやすさはヘッドの性能にも左右されるため(出典:三菱電機 公式FAQ)、ペットのいる家では毛が絡みにくいヘッドと、たまった毛を捨てやすい集じん方式を優先しましょう。ロボット掃除機は毎日の抜け毛対策に便利ですが、排泄物やコード、おもちゃを片付けてから使うのが前提です。
詳しくは「ペットのいる家の掃除機の選び方|抜け毛対策」で解説しています。
犬・猫・住まい別に優先したい家電
同じ家電でも、ペットの種類や暮らし方によって優先順位は変わります。次の表を目安に、必要なものから検討しましょう。
| こんな暮らし | 優先して検討したい家電 | 理由 |
|---|---|---|
| 共働き・一人暮らしで猫が日中ひとり | ペットカメラ、自動給餌器、自動給水器 | 留守番中の様子・ごはん・水を確認しやすくなる |
| 犬がケージ・サークルで留守番 | エアコン、ペットカメラ | 室温の管理と、吠えや様子の確認を優先 |
| 猫の多頭飼い | 自動猫トイレ、識別機能付きの自動給餌器 | トイレ掃除の回数と、ごはんの横取りに対応しやすい |
| ワンルーム・寝室と同じ部屋 | 空気清浄機、動作音の小さい給水器 | ニオイ対策と、夜間の音の影響を抑える |
| 毛がよく抜ける犬・猫 | 掃除機・ロボット掃除機、空気清浄機 | 床の毛と空気中の細かい毛の両方に対応 |
※一般的な目安です。ペットの性格や住まいに合わせて判断してください。
家電に任せられること
- ごはん・水・トイレなど、決まった作業の回数を減らす
- 外出先から様子や室温を確認する
- 掃除や空気の入れ替えを手伝う
家電だけでは難しいこと
- 体調の変化に気づいて対応する
- 停電や故障のときに代わりに動く
- 長い日数の留守番を任せる
家電は留守番を楽にしてくれますが、人の目と手の代わりにはなりません。長い日数家を空けるときは、ペットシッターやペットホテルも検討しましょう。留守番の日数・時間の目安は「猫の留守番は何日まで?」「犬の留守番は何時間まで?」、預け先は「ペットシッターの選び方」で解説しています。
家電に任せすぎないための注意点
- 使い始めは在宅中に試す:給餌・給水・トイレの動作と、ペットが怖がらずに使えるかを、留守番の前に確認する
- 水とフードの予備を置く:故障や停電に備えて、電気を使わない水の器や予備のフードも用意する
- 停電と故障の連絡手段を決める:外出先から室温を確認する方法と、駆けつけてくれる人を決めておく
- お手入れを予定に入れる:フィルター・ポンプ・ゴミ箱など、汚れがたまる部分の掃除日を決めておく
- コードと動く部分を見直す:コードカバーを付け、ペットが挟まれたりかじったりしない置き方にする

まず留守番の悩みに合う家電を1台選んで、使い始めは家にいるときに試してみます。
留守番の準備全体を確認したい場合は「ペットの留守番に必要なもの|犬・猫別チェックリスト」もあわせてご覧ください。
よくある質問
ペット向けの家電は、最初に何を買えばいいですか?
いちばん困っていることに合う家電から選ぶのがおすすめです。留守番中の様子が心配ならペットカメラ、ごはんが心配なら自動給餌器、抜け毛の掃除が大変なら掃除機というように、悩みから考えましょう。
人用の家電でも代わりになりますか?
空気清浄機や掃除機、エアコンは人用の家電を使う家庭も多くあります。ペットのいる家では、プレフィルターや毛が絡みにくいヘッドなど、毛やニオイへの対応と、操作ロックなどの安全面を確認しましょう。
家電があれば、何日でも留守番させられますか?
家電があっても、体調の変化や故障・停電には対応できません。留守番の日数や時間は、ペットの年齢や体調を考えて決め、長くなるときはペットシッターやペットホテルを検討しましょう。
スマホ連携の家電は、セキュリティが心配です。
初期設定のパスワードを変える、ソフトウェアを最新に保つなどの対策が大切です。総務省も、ネットワークカメラのセキュリティ設定について注意を呼びかけています。
電気代や消耗品の費用はどのくらいかかりますか?
製品によって大きく違います。購入前に、消費電力とフィルターなどの消耗品の価格・交換の目安を公式情報で確認し、1年間でかかる費用を計算して比べましょう。
参考・出典
- 環境省「防ごう!ペットの熱中症」(確認日:2026年10月3日)
- 日本動物愛護協会「熱中症について」(確認日:2026年10月3日)
- いぬのきもちWEB MAGAZINE「犬のための夏の冷房設定温度は?」(獣医師監修)(確認日:2026年10月3日)
- ねこのきもちWEB MAGAZINE「猫と暮らす家のエアコンの設定温度は」(獣医師監修)(確認日:2026年10月3日)
- PetLife「猫の寒さ対策どうしたらいい?」(獣医師執筆)(確認日:2026年10月3日)
- 日本ペットフード「猫の留守番は何日間まで?」(確認日:2026年10月3日)
- GEX「ピュアクリスタル」お手入れ方法(公式)(確認日:2026年10月3日)
- GEX「PURE CAT AUTO TOILET」(公式)(確認日:2026年10月3日)
- 三菱電機 公式FAQ「『吸込仕事率』って何です?」(確認日:2026年10月3日)
- 総務省「ネットワークカメラのセキュリティ設定についての注意喚起」(確認日:2026年10月3日)
まとめ
- ペット向けの家電は全部そろえず、いちばん困っていることに合うものから選ぶ
- どの家電も「停電したときの動き」「お手入れと消耗品」「ペットへの安全」「セキュリティ」を確認する
- 留守番にはペットカメラ・自動給餌器・自動給水器・エアコン、暮らしの悩みには自動猫トイレ・空気清浄機・掃除機
- 犬・猫・住まいによって優先順位は変わる。表を目安に必要なものから検討する
- 家電は人の目と手の代わりにはならない。試運転と予備の準備、長い留守番は預け先も検討する
悩みに合った家電を選び、使い方まで整えておけば、ペットとの毎日がぐっと楽になります。
