子犬を迎えるとき、最初にそろえたいのがトイレ用品です。でも、トイレシートだけでいいのか、トレーは必要なのか、サークルの中に置くべきなのか、迷うことも多いですよね。トイレの選び方と置き方は、トイレトレーニングのしやすさにも大きく関わります。
この記事では、犬のトイレの選び方を、トイレシート・トイレトレー・サークルの役割と選び方、置き場所に分けて整理しました。獣医師監修の情報をもとに、子犬・成犬のトイレトレーニングの手順や、失敗したときの対応もまとめています。

トイレシートを床に敷いておけば、それで十分なんでしょうか?
- 犬のトイレに必要な3つのグッズ
- トイレシート・トレー・サークルの選び方
- トイレを置く場所のポイント
- 子犬・成犬のトイレトレーニングの手順
- 失敗したときの対応
結論:トイレシート+トレー+サークルの3点で、覚えやすい環境をつくる
結論:シートでおしっこを吸収し、トレーで場所を固定し、サークルで寝る場所とトイレを分ける
犬のトイレには、トイレシート、トイレトレー、サークルの3つを用意しておくと安心です(出典:ペティオ(獣医師監修))。シートはおしっこをニオイとともに吸収し、トレーはシートを固定してトイレの場所をわかりやすくし、サークルは生活スペースとトイレを分けて場所を覚えやすくします。
トイレは、飼い主の目が届き、落ち着いて排泄できる場所に置きましょう。人の出入りが多く騒がしい場所や、暑い・寒い場所では、犬は落ち着いて排泄できないとされています(出典:ペティオ(獣医師監修))。
| グッズ | 役割 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| トイレシート | おしっこをニオイとともに吸収する | 体の大きさに合うサイズ。長く家を空けるなら吸収量の多い厚手 |
| トイレトレー | シートを固定し、トイレの場所をわかりやすくする | シートのサイズに合う。シートを交換しやすく、噛まれにくい作り |
| サークル | 生活スペースとトイレを分ける | 寝床とトイレを分けて置ける広さ |
※役割はペティオ「トイレトレーニングに成功するコツ」(獣医師監修)をもとに作成。
犬のトイレの選び方|シート・トレー・サークル
トイレシート
トイレシートは、おしっこをニオイとともに吸収して、トイレと部屋を清潔に保ちます。排泄の回数が多い子犬のうちは、シートを重ねて敷いておくと安心です。家を長い時間空けるなど、こまめに交換できない場合は、吸収率の高い厚手のシートがすすめられています(出典:ペティオ(獣医師監修))。
サイズは、犬がトイレの上でくるっと回って、体がはみ出さずに排泄できる大きさを目安にしましょう。足を上げておしっこをする犬は、壁に付けて使えるタイプや、ふちが高いトレーを組み合わせるとはみ出しを防ぎやすくなります。
トイレトレー
シートを床に直接置くと、犬が動いてシートがずれ、排泄物がはみ出したり、トイレの場所が一定でなくなったりします。トイレトレーを使うと、トイレの場所を覚えやすくなり、安定して排泄できるようになるとされています(出典:ペティオ(獣医師監修))。
シートをかじる犬には、上にメッシュのカバーが付いたタイプが向いています。片手でシートを交換できるか、丸洗いしやすいかも確認しましょう。トレーに排泄物がついたときは、こまめに掃除してあげます。
サークル
生活スペースとトイレが分かれているサークルだと、トイレの場所を覚えやすく、トイレトレーニングにぴったりです。シートをかむいたずらや、排泄物を踏んでしまうことも少なくなります(出典:ペティオ(獣医師監修))。サークルの大きさや選び方は「犬用ケージ・サークルの選び方」で解説しています。

犬は寝る場所を汚したくないから、寝床とトイレを分けられると覚えやすいんだ。サークルの中で、寝床とトイレを離して置いてね。

トイレを置く場所のポイント
- 飼い主の目が届く場所:リビングのすみなど、様子を見守れる場所
- 落ち着いて排泄できる場所:人の出入りが多い場所、騒がしい場所は避ける
- 暑すぎず寒すぎない場所:窓際の直射日光、エアコンの風が直接当たる場所は避ける
- 子犬はすぐ行ける場所:トイレに行きたいときにすぐ行けるよう、遊び場やサークルの近くに
置き場所の出典:ペティオ(獣医師監修)。トイレの場所をころころ変えると、犬が混乱することがあります。一度決めたら、なるべく同じ場所に置きましょう。
子犬・成犬のトイレトレーニングの手順
子犬
トイレトレーニングは、家に迎えたその日から始めます。子犬は排泄の間隔が短く、家に入った途端におしっこをしてしまうこともあるため、迎える前にトイレと部屋の準備を済ませておきましょう(出典:ペティオ(獣医師監修))。迎える前にそろえるものは「犬を飼うときに必要なもの一覧」にまとめています。
- サークルの中にトイレを置くサークルの中にトイレを置くか、最初はサークル全体にトイレシートを敷いておきます。
- 排泄しそうなタイミングで連れていく寝起きや食後、運動のあと、床のにおいをかいだりそわそわしたりしたら、サークルへ連れていきます。
- できたらほめるサークルを閉めてトイレができるまで待ち、できたらサークルから出してほめます。
- 繰り返して覚えてもらう繰り返すうちに、飼い主の手助けがなくてもトイレができるようになります。サークルの外に出している間は目を離さないようにしましょう。
手順の出典:ペティオ(獣医師監修)
成犬
成犬はそれまでのトイレの習慣があるため子犬より時間がかかりますが、根気強く続ければ覚えてくれます。トイレを生活スペースと分けた場所に置き、排泄のタイミングで連れていくことを繰り返します。長く外で排泄していた犬は、外のにおいがするものをトイレに置いたり、窓の近くやベランダにトイレを置いたりすると、スムーズに排泄できることが多いようです(出典:ペティオ(獣医師監修))。

うちの犬は散歩のときしかトイレをしないのですが、それでも大丈夫ですか?

散歩でしかしない犬は、雨の日や体調が悪いとき、災害のときに困ることがあるんだ。家の中のトイレでもできるように、少しずつ練習しておくと安心だよ。
トイレに失敗したときの対応
| やること | 理由 |
|---|---|
| 失敗しても怒らない | なぜ怒られたかわからず、隠れて排泄するようになることがある |
| ニオイが残らないよう掃除する | ニオイが残ると、同じ場所で繰り返すことがある |
| 失敗の原因を考える | いつも同じ場所でする場合は、そこをトイレだと思っている可能性。行けないようにする |
| そわそわしたらトイレへ | 最初のうちは、失敗する前に連れていき、成功体験を増やす |
※出典:ペティオ(獣医師監修)をもとに作成。
粗相のあとのニオイ対策は「ペットのニオイ対策グッズの選び方」で解説しています。急に失敗が増えた、おしっこの回数や量がいつもと違うといった様子があるときは、動物病院に相談しましょう。
トイレ用品をそろえたい・見直したい人
- 子犬を迎える準備をしている
- トイレの場所がなかなか定まらない
- シートがずれる・かじられるのが気になる
工夫や相談が必要な人
- 散歩のときだけ外で排泄していて、家の中ではしない(少しずつ練習を)
- 急に失敗が増えた(先に動物病院へ)
よくある質問
トイレシートだけでもいいですか?
使うことはできますが、シートがずれて排泄物がはみ出したり、トイレの場所が一定にならなかったりすることがあります。トレーで固定すると、場所を覚えやすくなります。
トイレシートはどのサイズを選べばいいですか?
犬がシートの上で向きを変えても、体がはみ出さずに排泄できる大きさが目安です。迷ったら、少し大きめを選ぶとはみ出しにくくなります。
子犬のトイレトレーニングはいつから始めればいいですか?
家に迎えたその日から始めましょう。迎える前にトイレとサークルの準備を済ませておくことが大切です。
トイレシートをかじってしまいます。
シートの上にメッシュのカバーが付いたトレーを使うと、かじりにくくなります。シートの破片を飲み込まないよう注意しましょう。
失敗したときは叱ったほうがいいですか?
叱らないようにしましょう。叱られた理由がわからず、隠れて排泄するようになることがあります。失敗した場所はニオイが残らないよう掃除します。
参考・出典
- ペティオ「愛犬がトイレのしつけを覚えない?トイレトレーニングに成功するコツ」(獣医師監修)(確認日:2026年10月3日)
まとめ
- 犬のトイレはシート・トレー・サークルの3点をそろえると安心
- シートは体の大きさに合うサイズを。長時間の留守番には厚手が向く
- トレーでシートを固定すると、トイレの場所を覚えやすい
- トイレは目が届き、落ち着ける場所に。寝床とは離して置く
- トレーニングは迎えた日から。失敗しても叱らず、ニオイを残さず掃除する
トイレ用品と置き場所を整えておけば、トイレトレーニングもぐっと進めやすくなります。
