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犬用ブラシの選び方|被毛タイプ別の種類と使い方

柴犬の換毛期に部屋じゅうが毛だらけ。トイプードルの毛が絡まって毛玉ができてしまった。犬のブラッシングは犬種や毛のタイプによって合うブラシが違うため、「どれを買えばいいの?」と迷いやすいお手入れです。

この記事では、犬用ブラシの選び方を、被毛のタイプ(ダブルコート・シングルコート)、ブラシの種類、目的、扱いやすさの観点で整理しました。獣医師監修の情報をもとに、ブラッシングの頻度、正しい順番と力加減、嫌がるときの対処法もまとめています。

ケンさん
ケンさん

換毛期の抜け毛がすごくて、ブラシを買い替えようか迷っています。

この記事でわかること
  • 犬にブラッシングが必要な理由
  • 犬用ブラシの種類と特徴
  • 被毛タイプ別のブラシの選び方
  • ブラッシングの頻度と手順
  • 嫌がるときの理由と対処法
目次

結論:被毛のタイプでブラシを選び、スリッカー+コームを基本にそろえる

結論:毎日が理想、少なくとも週1回。毛玉をほぐすブラシと、仕上げのコームをそろえる

犬のブラッシングは毎日行うのが理想で、少なくても週1回はすることがすすめられています(出典:ペティオ(獣医師監修))。ブラシは、犬種とブラッシングの目的に合ったものを選ぶことが大切です。

多くの犬種で使いやすいのは、毛のもつれや抜け毛を取るスリッカーブラシと、仕上げに毛並みを整えるコームの組み合わせです。短毛でなめらかな毛の犬には、ラバーブラシや獣毛ブラシも向いています。

ブラシの種類特徴・用途向いている犬種の例
スリッカーブラシ「くの字」に曲がった細いピン。抜け毛の除去、もつれや毛玉をほぐす柴犬、コーギー、ロングコートチワワ、ゴールデン・レトリーバー
ピンブラシ人のブラシに似た形。やわらかい毛をやさしくとかすトイプードル、ポメラニアン、ミニチュア・シュナウザー
ラバーブラシゴムやシリコン製。なでるように抜け毛を絡め取るラブラドール・レトリーバー、フレンチ・ブルドッグ、ビーグル
獣毛ブラシ豚や馬の毛。静電気が起きにくく、仕上げにツヤを出すフレンチ・ブルドッグ、ビーグル、ダックスフント、パグ
コーム根元からとかして毛並みを整える。もつれの確認にも多くの犬種の仕上げに

※出典:ペティオ「愛犬が気持ちいいブラッシングのやり方と頻度とは?」(獣医師監修)をもとに作成。

犬にブラッシングが必要な理由

ブラッシングは、毛並みをきれいに見せるためだけのものではありません。獣医師監修のペティオの解説では、次のような効果や役割があるとされています(出典:ペティオ(獣医師監修))。

  • 被毛と皮膚を健康に保つ:散歩でついたホコリやゴミ、虫、土汚れを取りのぞく
  • 抜け毛を取る:換毛期の抜け毛を取り、家具や衣類につく毛を減らす
  • 体の変化に気づく:全身をさわって、皮膚の異常や体調の変化に早く気づける
  • 信頼関係を深める:さわられることに慣れると、トリミングやペットホテルにも行きやすくなる

部屋に落ちる抜け毛の掃除は「ペットのいる家の掃除機の選び方」でも解説しています。

ハコ
ハコ

ブラッシングは、皮膚の変化に気づくための大事なチェックの時間でもあるんだ。赤みやしこりを見つけたら、動物病院に相談してね。

犬用ブラシの選び方|被毛のタイプで考える

ダブルコートの犬(柴犬・コーギー・ポメラニアンなど)

ダブルコートの犬は、皮膚を守る上毛(オーバーコート)と、体温を調節する下毛(アンダーコート)の2種類の毛を持ち、春と秋の年2回、換毛期に大量に毛が抜けます(出典:ペティオ(獣医師監修))。毛の奥まで入り込むスリッカーブラシで抜け毛をかき出し、コームで仕上げるのが基本です。換毛期は、いつも以上にブラッシングの回数を増やしましょう。

シングルコートの犬(トイプードル・マルチーズ・シーズーなど)

上毛だけのシングルコートの犬には換毛期がなく、ダブルコートの犬に比べて抜け毛は少なめです(出典:ペティオ(獣医師監修))。ただし、毛が長い犬や巻き毛の犬は絡まりやすいため、ピンブラシやスリッカーブラシでもつれをほぐし、コームで根元までとかしましょう。

短毛でなめらかな毛の犬(フレンチ・ブルドッグ・ビーグルなど)

短毛の犬には、なでるように抜け毛を取れるラバーブラシや、仕上げにツヤを出す獣毛ブラシが向いています。ラバーブラシはやさしくなでるだけで使えるため、ブラッシングを嫌がる犬にも試しやすいブラシです(出典:ペティオ(獣医師監修))。

扱いやすさもチェック

スリッカーブラシには、毛の長さに合わせてハードタイプとソフトタイプがあります(出典:ペティオ(獣医師監修))。犬の体の大きさに合ったヘッドの大きさか、手になじむ持ち手か、ブラシにたまった毛を取りやすいかも確認しましょう。

ブラッシングの手順と力加減

  1. リラックスできる場所を準備するじっとしていられない犬は、リードをつなぐ、安全な台や飼い主のひざに乗せるなどして、落ち着いたタイミングで始めます。
  2. 先に毛玉をほぐすブラシが毛玉に引っかかると痛い思いをさせてしまいます。耳の後ろ、わき、足やしっぽの付け根、足先は毛玉ができやすい場所です。表面からなで、引っかかりがなくなったら少し深いところをとかします。
  3. 嫌がらない場所からゆっくり背中 → 腰 → わき腹 → 首 → 胸 → お腹 → 頭 → 足元の順にするとスムーズです。顔まわりは目から鼻先に向かってやさしく。胸からお腹は乳首があるため、地肌にふれないようにします。
  4. コームで仕上げる根元からとかして毛並みを整えます。顔まわりは、目にコームが当たらないよう注意します。

手順の出典:ペティオ(獣医師監修)。スリッカーブラシは、自分の腕の内側など皮膚の薄いところに当てて、痛くない強さを確かめてから使いましょう。指2〜3本で支えるくらいの力で持つのがコツです。ブラッシングは10分程度、長くても20分までに終わらせることがすすめられています(出典:ペティオ(獣医師監修))。

ブラッシングを嫌がる理由と対処法

嫌がる理由対処法
体にさわられることに慣れていないさわられて気持ちいい首まわりや前胸をなでることから始める
ブラシを警戒しているふだんから近くにブラシを置く、ブラシを見せながらおやつをあげる
過去に痛い思いをした手でなでて毛をとかすことから。前とは別のブラシを使うと受け入れることも

※出典:ペティオ(獣医師監修)をもとに作成。

ケンさん
ケンさん

終わったあとに、おやつをあげてもいいんですか?

ハコ
ハコ

もちろん。ブラッシングのあとにいいことがあると覚えてもらえると、次からも嫌がらずにさせてくれるようになるよ。

ブラシを見直したい人

  • 換毛期の抜け毛が気になる
  • 毛が絡まりやすい犬種と暮らしている
  • 体をさわって皮膚の変化に気づきたい

先に専門家に相談したい人

  • 皮膚に赤みや傷がある(先に動物病院へ)
  • 大きな毛玉が皮膚に近い(トリミングサロンや動物病院に相談)

猫と一緒に暮らしている場合は、猫用のブラシの選び方も「猫用ブラシの選び方」で解説しています。

よくある質問

ブラッシングはどのくらいの頻度ですればいいですか?

毎日が理想で、少なくても週1回はすることがすすめられています。換毛期のある犬種は、春と秋にいつも以上にブラッシングしましょう。

ブラシは何本そろえればいいですか?

毛のもつれや抜け毛を取るブラシ(スリッカーなど)と、仕上げのコームの2本があると、多くの犬種で使いやすくなります。

短毛の犬にもブラッシングは必要ですか?

必要です。散歩でついた汚れや抜け毛を取り、皮膚の変化に気づくきっかけにもなります。ラバーブラシや獣毛ブラシが使いやすいでしょう。

毛玉はどうすればいいですか?

ブラッシングの前に、スリッカーブラシや指で少しずつほぐしましょう。皮膚に近い大きな毛玉は、無理に切らずにトリミングサロンや動物病院に相談してください。

1回にどのくらいの時間をかければいいですか?

10分程度、長くても20分までに終わらせることがすすめられています。落ち着きがないときは、汚れやすい場所や毛玉が目立つ場所を優先しましょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • ブラッシングは毎日が理想、少なくても週1回。換毛期は回数を増やす
  • ダブルコートはスリッカー+コーム、短毛はラバーや獣毛ブラシが使いやすい
  • 先に毛玉をほぐし、背中から足元へ、毛並みにそってやさしくとかす
  • スリッカーは指2〜3本で支える力で。時間は10分程度、長くても20分まで
  • 嫌がるときは、なでることやブラシに慣れることから始める

愛犬の被毛に合ったブラシで、毎日のブラッシングを気持ちいいふれあいの時間にしていきましょう。

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