キャットフード売り場で「グレインフリー(穀物不使用)」の表示をよく見かけるようになりました。「猫は肉食だから穀物はいらない?」「グレインフリーにしたほうがいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、グレインフリーのキャットフードとはどんなものか、穀物の代わりに何が使われているか、選ぶときに確認したいポイントと注意点を整理します。例として、アカナ・オリジンのキャットフードの穀類の使用状況と成分も紹介します。
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グレインフリーって書いてあると、なんとなく良さそうに見えちゃうんですけど……。
- グレインフリーの意味と、穀物の代わりに使われるもの
- 選ぶときに確認したい5つのポイント
- アカナ・オリジンのキャットフードの穀類の使用状況
- 切り替えるときの注意点
結論:「穀物不使用」だけで選ばず、原材料と愛猫の様子で選ぶ
結論:グレインフリーは「穀物を使っていない」という意味。すべての猫に合うとは限らないので、原材料全体で判断する
グレインフリーは、小麦・米・トウモロコシ・大麦などの穀物を使っていないフードのことです。穀物の代わりに、エンドウ豆・レンズ豆・ヒヨコ豆などの豆類や、イモ類が使われることが多くあります。
穀物を使っていないことが、すべての猫にとってよいとは限りません。避けたい原材料がある場合の選択肢の一つと考え、持病や体質が心配なときは動物病院に相談しましょう。

グレインフリーのキャットフードの選び方
- 1. 原材料欄の最初を見る:原材料は使用量の多い順に書かれる。最初に肉や魚が並んでいるか
- 2. 穀物の代わりに何が使われているか:豆類・イモ類など。どのくらいの位置に書かれているか
- 3. 主食にできるか:総合栄養食、または栄養基準を満たしているか
- 4. 対象:子猫・成猫・室内猫・体重管理など、その子に合っているか
- 5. カロリーと給与量:切り替えるときは新しいフードの給与量を確認
原材料の表示ルールでは、使用した原材料を添加物も含めてすべて表示し、添加物以外は使用量の多い順に書くことになっています(出典:ペットフード公正取引協議会)。グレインフリーかどうかは、原材料欄に穀物が書かれていないかで確認できます。

「グレインフリー」の文字より、原材料欄のほうが正直。穀物の代わりに何が入っているかも見ておこう。
アカナ・オリジンのキャットフードの穀類の使用状況
同じブランドでも、商品によって穀類を使うかどうかが違います。アカナ・オリジン公式ストアの商品ページの表示をまとめました。
| 商品 | 対象 | 粗たんぱく質 | 動物原材料 | 穀類 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| オリジン オリジナルキャット | 全年齢 | 40%以上 | 85% | 穀類不使用 | 340g・1,738円 |
| オリジン キトゥン | 子猫 | 40%以上 | 90% | 穀類不使用 | 340g・1,738円 |
| アカナ ワイルドプレイリーキャットレシピ | 全年齢 | 37%以上 | 75% | 穀類不使用 | 340g・1,518円 |
| アカナ インドアキャット | 成猫(室内) | 38%以上 | 75% | 穀類不使用 | 1.8kg・7,150円 |
| アカナ パシフィカキャット | 子猫・成猫 | 37%以上 | 75% | 穀類不使用 | 340g・1,628円 |
| アカナ ホームステッドハーベスト | 全年齢 | 34%以上 | 65% | 穀類使用 | 340g・1,408円 |
| アカナ ファーストフィーストキャット | 子猫 | 37%以上 | 70% | 穀類使用 | 340g・1,408円 |
| アカナ インドアエントリー | 全年齢(室内・運動量少なめ) | 37%以上 | 65% | 穀類使用 | 340g・1,408円 |
※アカナ・オリジン公式ストアの商品ページより(2026年10月7日確認)。価格は最小サイズの税抜価格に消費税10%を加えた額。送料は全国一律700円(税抜)。
オリジンのキャットフードは穀類不使用です。アカナは、ワイルドプレイリーやインドアキャット、パシフィカキャットなどが穀類不使用で、ホームステッドハーベスト、ファーストフィーストキャット、インドアエントリーなどは穀類を使ったレシピです。「アカナならすべてグレインフリー」ではない点に注意しましょう。
たとえばアカナ ワイルドプレイリーキャットの原材料には、鶏肉・七面鳥・ニシンなどの動物原材料のあとに、ピント豆・エンドウ豆・赤レンズ豆・ヒヨコ豆・緑レンズ豆などの豆類が使われています(出典:アカナ・オリジン公式)。
向いている猫・向いていない猫
向いている猫
- 特定の穀物を避けたい理由がある
- 肉や魚が主原料のフードを選びたい
- 原材料を確認しながらフードを比べたい
向いていない猫
- 療法食など、獣医師の指示に沿ったフードを食べている
- 今のフードで食いつきも体調も問題ない(変える理由がない)
- フード代をできるだけ抑えたい
今のフードで問題がないなら、無理にグレインフリーに変える必要はありません。変えたい理由がはっきりしているときに、選択肢の一つとして検討しましょう。キャットフード全体の選び方は「キャットフードの選び方」で解説しています。

「なんとなく良さそう」じゃなくて、変える理由があるかどうかで考えます。
切り替えるときの注意点
- 少量サイズで食いつきを確かめる:340gなど小さいサイズがある商品は、まずそこから。
- 今のフードに25%混ぜる:アカナ・オリジンの公式FAQでは、新しいフード25%から始めるよう案内されています。
- 5〜7日かけて100%に:便や食べ方を見ながら、少しずつ割合を増やします。
- 体重を定期的に量る:カロリーが変わるので、体重の変化を見ながら量を調整します。

今のフードと同じ「鶏」や「魚」のレシピから選ぶと、切り替えがスムーズになりやすいよ。
公式FAQでは、初めて選ぶときは今食べているフードと同じタイプの動物原材料のレシピを選ぶと移行しやすいとしています(出典:アカナ・オリジン公式)。持病がある・療法食を食べている場合は、切り替える前に動物病院に相談しましょう。
よくある質問
グレインフリーとグルテンフリーの違いは?
グレインフリーは穀物そのものを使わないこと、グルテンフリーは小麦などに含まれるたんぱく質のグルテンを含まないことです。グルテンフリーでも米などの穀物が入っていることがあります。
穀物アレルギーかどうかはどうすればわかりますか?
自己判断はむずかしいため、気になる症状がある場合は動物病院に相談しましょう。
グレインフリーのほうが食いつきはいいですか?
猫によって違います。少量サイズで愛猫の反応を見て決めましょう。
子猫にもグレインフリーを与えていいですか?
子猫用と表示されたものを選びましょう。オリジン キトゥンは穀類不使用、アカナ ファーストフィーストキャットは穀類を使ったレシピです。
参考・出典
- ペットフード公正取引協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「よくある質問」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「アカナ ワイルドプレイリーキャットレシピ」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「アカナ ホームステッドハーベスト」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「オリジン オリジナルキャット」(確認日:2026年10月7日)
まとめ
- グレインフリーは、小麦・米・トウモロコシなどの穀物を使わないフード
- 穀物の代わりに、豆類やイモ類が使われることが多い
- 原材料欄の最初で主原料を確認し、穀物の代わりの原材料も見る
- アカナにも穀類を使ったレシピがある。商品ごとに確認する
- すべての猫に合うとは限らない。少しずつ切り替え、迷ったら動物病院へ
表示の意味を知っておけば、グレインフリーのキャットフードも自分の目で選べます。
