キャットフードのパッケージに書かれた「粗たんぱく質 40%以上」。高たんぱくのフードが増えていますが、この数字をどう読めばいいのか、ウェットフードの「11%」とどう比べればいいのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャットフードのタンパク質量の見方を、成分表の読み方、ドライとウェットを比べる「乾物換算」、原材料欄でたんぱく源を確かめる方法、子猫・成猫・シニアなど対象別の考え方の順に解説します。例として、アカナ・オリジンのキャットフードの成分も紹介します。
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猫は肉食だから、たんぱく質が多いほうがいいって聞くんですけど、数字の見方がよくわからなくて。
- 成分表の「粗たんぱく質」「タウリン」の読み方
- ドライとウェットを比べる「乾物換算」
- 原材料欄でたんぱく源を確かめる方法
- 子猫・成猫・シニアなど対象別の考え方
結論:数字は「水分を除いて」比べ、その子の年齢と体に合うかで選ぶ
結論:成分表の%は水分込み。乾物換算でそろえて比べ、たんぱく源は原材料欄で確認する
キャットフードの成分は、水分を含んだ状態での割合で表示されます(出典:ペットフード公正取引協議会)。ウェットは水分が約8割あるため数字が小さく見えますが、水分を除いて計算し直すと、ドライと同じくらい、またはそれ以上のこともあります。
猫と犬では必要な栄養素が違い、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」にもその違いがまとめられています(出典:環境省)。キャットフードは必ず猫用を選び、年齢や体の状態に合っているかで判断しましょう。

成分表の読み方
- 粗たんぱく質 ○%以上:100gのうち、たんぱく質が○g以上含まれるという意味。「以上」は最低量
- 水分 ○%以下:ドライは約10%前後、ウェットは約80%前後のものが多い
- タウリン・マグネシウム:キャットフードでは、保証成分としてタウリンやマグネシウムの量が書かれていることが多い
- 代謝エネルギー:100gあたり、または1kgあたりのカロリー。給与量を決めるもとになる
たとえばオリジン オリジナルキャットの保証成分は、粗たんぱく質40%以上、脂肪分20%以上、水分10%以下、タウリン0.2%以上、代謝エネルギー4,160kcal/kgです(出典:アカナ・オリジン公式)。

「以上」「以下」がついているのは、最低量や最大量という意味だよ。ぴったりの量じゃないんだ。
キャットフードのタンパク質量の比べ方
乾物換算で比べる
乾物換算のたんぱく質は、「粗たんぱく質(%)÷(100−水分(%))×100」で計算できます。
| フード | 粗たんぱく質 | 水分 | 乾物換算 |
|---|---|---|---|
| オリジン オリジナルキャット(ドライ) | 40%以上 | 10%以下 | 約44% |
| アカナ ワイルドプレイリーキャット(ドライ) | 37%以上 | 10%以下 | 約41% |
| アカナ ホームステッドハーベスト(ドライ) | 34%以上 | 10%以下 | 約38% |
| ミャオイングヘッズ 93/7 パウ リッキン チキン(ウェット) | 11% | 80% | 約55% |
※アカナ・オリジン公式ストア、Treats Factoryの商品ページの表示より当サイトで計算した概算(2026年10月7日確認)。水分は表示の上限値を使用。
ウェットの「11%」は、水分を除くと約55%になります。ドライとウェットを組み合わせる場合も、表示の数字をそのまま並べて比べないようにしましょう。
たんぱく源を原材料欄で確かめる
原材料は使用量の多い順に書かれます。オリジン オリジナルキャットは、新鮮鶏肉(20%)、生七面鳥肉(10%)、生の丸ごとニシン(9%)と動物原材料が続きます。アカナ ワイルドプレイリーキャットは、鶏肉・七面鳥・ニシンのあとに、ピント豆やエンドウ豆などの豆類が続きます(各商品ページの表示)。

原材料欄の最初のほうに肉や魚が並んでいるか。ここを見るクセをつけると、フード選びがぐっと楽になるよ。
子猫・成猫・シニアなど対象別の考え方
| 商品 | 対象 | 粗たんぱく質 | 脂肪分 | 100gあたり | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| オリジン キトゥン | 子猫 | 40%以上 | 20%以上 | 412kcal | 340g・1,738円 |
| アカナ ファーストフィーストキャット | 子猫 | 37%以上 | 18%以上 | 385kcal | 340g・1,408円 |
| オリジン オリジナルキャット | 全年齢 | 40%以上 | 20%以上 | 416kcal | 340g・1,738円 |
| アカナ インドアキャット | 成猫(室内) | 38%以上 | 14%以上 | 363kcal | 1.8kg・7,150円 |
| オリジン フィット&トリムキャット | 全年齢(体重管理) | 42%以上 | 15%以上 | 371kcal | 1.8kg・7,480円 |
| アカナ パシフィカキャット | 子猫・成猫 | 37%以上 | 18%以上 | 393kcal | 340g・1,628円 |
※アカナ・オリジン公式ストアの商品ページより(2026年10月7日確認)。価格は最小サイズの税抜価格に消費税10%を加えた額。送料は全国一律700円(税抜)。
- 子猫:成長期に合わせた子猫用(キトゥン)を選ぶ。公式FAQでは、子犬・子猫は成犬・成猫の2倍のエネルギーを必要とするとしています
- 室内で暮らす成猫:脂肪分やカロリーが控えめな室内猫向けも選択肢に
- 体重が気になる猫:体重管理向けのフードは、たんぱく質は保ちつつ脂肪分を控えめにしたものが多い
- シニア・持病がある猫:腎臓などの持病がある場合は、たんぱく質の量について動物病院に相談する
同じ「高たんぱく」でも、脂肪分やカロリーは商品によって違います。たんぱく質だけでなく、脂肪分とカロリーもあわせて見ることが大切です。

たんぱく質の数字だけ見て選ぶんじゃなくて、年齢とか体型に合うかも見ないといけないんですね。
よくある質問
キャットフードとドッグフードでは、たんぱく質の考え方は違いますか?
猫と犬では必要な栄養素が違います。猫には必ずキャットフードを与え、ドッグフードで代用しないようにしましょう。
高たんぱくのキャットフードは、どの猫にもいいですか?
年齢や体の状態によって合うフードは違います。腎臓などの持病がある場合は、動物病院に相談してから選びましょう。
ウェットとドライを混ぜるときはどうすればいいですか?
たんぱく質よりも、まずカロリーで量を調整します。ウェットを足した分のカロリーだけ、ドライを減らしましょう。
たんぱく質が多いと、食べる量は少なくていいですか?
量はたんぱく質ではなくカロリーで決まります。高たんぱくのフードはカロリーも高めのことが多いので、パッケージの給与量の目安を確認しましょう。
切り替えるときの注意点は?
アカナ・オリジンの公式FAQでは、新しいフード25%から始め、5〜7日かけて100%にするよう案内されています。
参考・出典
- ペットフード公正取引協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」(確認日:2026年10月7日)
- 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「よくある質問」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「オリジン オリジナルキャット」(確認日:2026年10月7日)
- アカナ・オリジン公式「アカナ ワイルドプレイリーキャットレシピ」(確認日:2026年10月7日)
- Treats Factory「ミャオイングヘッズ 93/7 パウ リッキン チキン」(確認日:2026年10月7日)
まとめ
- 成分表の「粗たんぱく質○%以上」は、水分込みの最低量
- ドライとウェットは乾物換算でそろえて比べる
- たんぱく源(肉・魚・豆)は原材料欄の順番で確認する
- たんぱく質だけでなく、脂肪分とカロリーもあわせて見る
- 子猫・室内猫・シニアなど、その子に合う対象のフードを選ぶ
数字の読み方がわかれば、高たんぱくのキャットフードも自分の目で比べられます。
